FX口座開設における補完書類とは、メインの本人確認書類だけでは確認できない情報(顔写真・住所・マイナンバー)を補うために追加で提出する書類のことです。使う本人確認書類によって、補完書類が必要かどうか、何が必要かが決まります。

FX口座を開こうとして「補完書類が必要」と書いてあるのを見て止まる人は多いです。

  • 「補完書類って何?」
  • 「自分は補完書類が必要なの?」
  • 「何を用意すればいい?」

先に押さえておきたいポイントです。

  • マイナンバーカードがあれば補完書類は基本的に不要
  • 運転免許証では、マイナンバー確認書類(通知カード等)が別途必要
  • 健康保険証は顔写真がないため、必ず別書類との組み合わせが必要
  • 住所が記載されていない書類は、住所証明書類で補完が必要
  • 補完書類の種類は、不足している情報によって決まる

「補完書類が必要かどうか」は、メインの本人確認書類に何が記載されているかで決まります。

FX口座開設で補完書類が必要なパターンの概要

書類別|補完書類が必要かどうか一覧

まず自分が使う書類を確認してください。補完書類の要否はここで決まります。

書類顔写真住所記載マイナンバー必要な補完書類
マイナンバーカード基本的に不要
運転免許証×マイナンバー確認書類(通知カード等)
パスポート(現行)××住所証明+マイナンバー確認書類
健康保険証(国保)××別の本人確認書類+マイナンバー確認書類
健康保険証(社会保険)×△空欄が多い×別の本人確認書類+住所証明+マイナ確認書類
住民票の写し(本人確認用)×△選択次第顔写真付き書類との組み合わせが必要

マイナンバーカードだけが、顔写真・住所・マイナンバーの3つを単独でカバーできます。その他の書類はいずれか1つ以上が不足するため、補完書類の準備が必要になります。

書類の組み合わせパターンと必要な補完書類

主な書類の組み合わせごとに、何を補完書類として用意するかをまとめます。

本人確認書類マイナンバー確認書類住所証明書類補足
マイナンバーカード(不要)(不要)1枚で完結
運転免許証通知カード or マイナ記載住民票(不要・免許証に住所あり)最も一般的な組み合わせ
運転免許証マイナ記載住民票通知カードがない場合
健康保険証(国保)通知カード or マイナ記載住民票印鑑登録証明書 or 住民票顔写真なしのため必ず別書類が必要
パスポート通知カード or マイナ記載住民票住民票 or 公共料金領収書住所欄がないため住所証明が別途必要

この表にない組み合わせはFX会社によって異なります。申し込み前に各社の必要書類ページを確認してください。

実際の申し込みシーン別|補完書類が必要になるケース

補完書類の準備が必要になるのは、実際にはこういった場面です。

ケース1:田中さん(28歳会社員、健康保険証でしか申し込めない) 運転免許証を持っていないため、勤務先の社会保険証で申し込もうとした。しかし社会保険証の裏面は住所欄が空欄で、マイナンバーも記載されていない。そこで住民票の写し(マイナンバー記載版)と印鑑登録証明書の組み合わせで申し込み。複数書類になるため手間は増えたが、補完書類を正確に用意することで審査がスムーズに進んだ。

ケース2:佐藤さん(35歳パスポート保有者) 海外出張が多く、本人確認書類として現行パスポート(2020年以降の新様式)を使いたかった。しかし新型パスポートには住所記載欄がないため、住民票と通知カードを合わせて提出する必要があった。3つの書類が必要になったが、パスポートの利便性を考えると妥協できる範囲だった。

ケース3:鈴木さん(22歳大学生、マイナンバーカード申請中) 運転免許証を持っているが、マイナンバーカードの申請手続きを済ませていない。通知カードは届いているが現住所と記載住所が一致していない(住民票が実家のまま)。そのため住民票の写し(マイナンバー記載版)を用意して、運転免許証との組み合わせで申し込んだ。

FX口座開設で補完書類が求められる4つのパターン

パターン1|顔写真なし書類(健康保険証など)で申し込む場合

健康保険証や住民票の写しのように顔写真がない書類をメインの本人確認書類として使う場合、単独では本人の確認が不十分として受け付けないのが基本です。

この場合、印鑑登録証明書や住民票など別の書類との組み合わせが求められます。

健康保険証での口座開設についてはFX口座開設で健康保険証は使える?で詳しく整理しています。

パターン2|住所が記載されていない書類(パスポート・社会保険証)を使う場合

本人確認書類に住所の記載がないと、居住地の確認ができません。

  • 社会保険証(協会けんぽ等)の裏面住所欄が空欄のことが多い
  • 現行パスポート(2020年以降の新様式)には住所記載欄がない

このケースでは、住民票の写しや公共料金の領収書などの住所証明書類が補完書類として求められます。

パターン3|マイナンバー確認書類が別途必要な場合

FX口座開設では、犯罪収益移転防止法の規定により、本人確認書類とは別にマイナンバー確認書類の提出が必要になります。金融庁の指導により、全てのFX会社が同様の要件を設けています。

運転免許証は本人確認書類として使えますが、マイナンバーは記載されていないため、通知カードやマイナンバー記載の住民票を別途提出する必要があります。

マイナンバーの詳細はFX口座開設でマイナンバーは必須?で整理しています。

パターン4|書類住所と申込フォームの住所が一致しない場合

引っ越し後に書類住所の変更が済んでいない場合など、書類の住所と申込フォームに入力した現住所が違うと、現住所の住民票で補完することを求められることがあります。

住所不一致の詳細はFX口座開設で住所が違うとどうなる?で整理しています。

補完書類が必要になるパターン一覧

FX口座開設で使える補完書類の種類と取得方法

補完書類ごとの有効期限・費用・取得場所をまとめます。

補完書類有効期限(FX会社基準)費用目安取得場所
住民票の写し6か月以内200〜350円コンビニ(マイナカード要)・市区町村窓口
印鑑登録証明書3〜6か月以内200〜350円コンビニ(マイナカード要)・市区町村窓口
公共料金の領収書3か月以内無料(手元にあるもの)
通知カード期限なし(現住所と一致が条件)無料

住民票の写し(最も汎用的な補完書類)

住所証明・マイナンバー確認の両方をカバーできる最も汎用的な補完書類です。

  • 住所証明として: 引っ越し後の書類住所変更が間に合っていない場合に現住所を証明できる
  • マイナンバー確認として: マイナンバー記載版を選べば、マイナンバー確認書類としても使えることがある
  • 発行から6か月以内のものが一般的
  • コンビニ(マイナンバーカード必要・200〜300円)または市区町村の窓口(200〜350円)で取得可能

印鑑登録証明書(顔写真なし書類との組み合わせに使う)

健康保険証など顔写真なし書類との組み合わせとして使われることが多いです。

  • 市区町村の窓口またはコンビニ(マイナカード要)で取得可能
  • 発行から3〜6か月以内のものが求められることが多い
  • 費用は200〜350円程度

公共料金の領収書(住所証明として使う)

住所確認書類として使えるケースがあります。

  • 電気・ガス・水道・電話・NHKなどの領収書が対象
  • 発行(請求日)から3か月以内が条件になることが多い
  • 住所・部屋番号まで記載されているものが必要
  • 会社によって受け付ける種類が異なる

通知カード(マイナンバー確認書類として使う)

マイナンバー確認書類として機能します。

  • 顔写真がないため本人確認書類の補完書類には使えない
  • マイナンバー確認専用として、運転免許証等と組み合わせる
  • 現住所と記載住所が一致していることが条件
  • 通知カードの詳細はFX口座開設で通知カードは使える?を参照

補完書類として使える書類の種類と取得方法

補完書類を減らしたい場合の選択肢

補完書類の準備が面倒な場合は、補完書類が不要になる方法を選ぶほうが早いです。

マイナンバーカードを使うのが最もシンプルです。顔写真・住所・マイナンバーをまとめて確認できるため、補完書類が基本的に不要になります。eKYCにも対応していることが多く、審査もスムーズに進みやすいです。

マイナンバーカードがない場合は、**運転免許証+通知カード(またはマイナ記載住民票)**の組み合わせが最も補完書類の少ない現実的な選択肢です。

スマホだけで書類を提出して完結させる方法は、FX口座開設はスマホだけで完結する?必要なものと流れを整理にまとめています。

必要書類の全体像はFX口座開設に必要なもの一覧でまとめています。

申し込み前のチェックリスト

  • メインの本人確認書類に顔写真があるか
  • 書類に住所が記載されているか(社会保険証・パスポートは要確認)
  • マイナンバー確認書類が別途用意できるか
  • 補完書類が必要な場合、申し込む会社の必要書類ページで使える書類を確認したか
  • 補完書類の有効期限(発行日から3〜6か月以内)を守れているか
  • 複数書類の住所が一致しているか

FX口座開設の補完書類チェックリスト

よくある質問

補完書類は必ず必要ですか?

使う本人確認書類によって異なります。マイナンバーカードがあれば補完書類は基本的に不要です。健康保険証など顔写真なし書類を使う場合は必須になります。

どの補完書類が一番使いやすいですか?

住民票の写しが最も汎用的です。住所証明にもなり、マイナンバー記載版にすればマイナンバー確認書類としても使えることがあるため、1枚で複数の不足を補えることがあります。

補完書類はどこで取得できますか?

住民票の写しと印鑑登録証明書は、市区町村の窓口またはコンビニ(マイナンバーカード要)で取得できます。公共料金の領収書は手元にあるものを使います。

補完書類の有効期限はありますか?

FX会社によりますが、発行から3〜6か月以内のものを求められることが一般的です。住民票や印鑑登録証明書は申し込み直前に取得するのが安全です。

通知カードは補完書類として使えますか?

通知カードはマイナンバー確認書類として使えます。ただし、顔写真なし書類との組み合わせ(本人確認の補完)としては使えません。

パスポートで口座開設する場合、補完書類は必要ですか?

現行パスポートには住所記載欄がないため、住所証明書類(住民票など)が補完書類として必要になります。また、マイナンバー確認書類も別途必要です。

健康保険証で申し込む場合、どんな補完書類が必要ですか?

顔写真がないため、印鑑登録証明書または住民票の写しとの組み合わせが一般的です。社会保険証の場合は住所欄が空欄のことが多く、住所証明も必要になることがあります。詳細はFX口座開設で健康保険証は使える?で整理しています。

運転免許証で申し込む場合の補完書類は何ですか?

運転免許証には顔写真と住所が記載されているため、本人確認書類としては1枚で完結します。ただし、マイナンバーが記載されていないため、通知カードまたはマイナンバー記載の住民票をマイナンバー確認書類として別途提出する必要があります。

印鑑登録証明書と住民票の写し、どちらを選ぶべきですか?

迷ったら住民票の写しが汎用的です。マイナンバー記載版を選べばマイナンバー確認書類としても使えるため、1枚で複数の用途をカバーできることがあります。印鑑登録証明書は顔写真なし書類との組み合わせ専用で使われることが多く、住所証明以外の用途では機能しません。

補完書類に不備があった場合はどうなりますか?

書類不備として差し戻されます。主な不備の理由は、有効期限切れ・住所の記載不足・画像の不鮮明・部屋番号の記載なし、などです。差し戻し後は修正した書類を再提出できます。申し込み前に各社の必要書類ページで補完書類の要件を確認しておくと差し戻しを防げます。

FX会社によって求められる補完書類は違いますか?

違います。同じ健康保険証を使う場合でも、求める組み合わせ書類や有効期限の基準が会社ごとに異なります。「印鑑登録証明書のみ可」「住民票でも可」などの違いがあるため、申し込む会社の必要書類ページを確認するのが確実です。

各社の書類条件を比較したい場合は、書類条件を比較しやすいFX口座3選を参考にしてください。補完書類が必要なパターンの人が、どの会社で条件を確認しやすいかがまとめられています。

まとめ

FX口座開設で補完書類が必要になるのは、次のどれかに当てはまる場合です。

  • 顔写真なし書類(健康保険証など)を本人確認書類として使う
  • 住所が記載されていない書類を使う(社会保険証の住所空欄・パスポート)
  • マイナンバー確認書類が別途必要(運転免許証のみの場合)
  • 書類住所と申込フォームの住所が一致しない

どの書類で申し込むかに応じた、補完書類の判断はこうなります。

  • マイナンバーカードがある → 補完書類は基本的に不要、そのまま申し込む
  • 運転免許証しかない → 通知カードまたはマイナ記載住民票をマイナンバー確認書類として追加
  • 健康保険証で申し込む → 印鑑登録証明書または住民票の写しと組み合わせる。社会保険証の場合は住所証明も別途必要になることがある
  • パスポートで申し込む → 住所証明(住民票等)とマイナンバー確認書類の両方が必要
  • 補完書類を揃えるのが面倒 → マイナンバーカードを申請してから申し込むほうが長期的に楽

どの書類の組み合わせで進めるかを先に決めてから申し込むと、差し戻しなく進めやすくなります。