外国籍の人がFX口座を申し込む際、在留カードが本人確認書類として認められるかは、ほぼすべてのFX会社で認められている。ただし、「有効期限」「住所」「在留資格」の3点が確認されやすく、これらが申し込み要件と合致していることが重要だ。

結論:在留カードはFX口座開設の本人確認書類として認められています。ただし、有効期限が切れていないか、住所が現在の住所と一致しているか、在留資格が「短期滞在」でないかを必ず確認してください。パスポートとの併用で、より確実な本人確認ができます。

在留カードでFX口座を申し込む際に確認すべき点は3つです。

  • 有効期限が切れていないこと
  • 住所が現在の住所と一致していること
  • 在留資格が「短期滞在」ではないこと

在留カードでの本人確認 確認項目表

確認項目重要度チェック方法NGの場合
有効期限最重要「有効期限」欄の日付を確認期限切れなら再発行が必須
現住所との一致最重要在留カード記載住所 = 現在地住所変更手続きが必須
在留資格最重要「在留資格」欄を確認短期滞在なら申し込み困難
氏名重要ローマ字・カタカナで一致申し込みフォームと一致させる
生年月日重要18歳以上か確認18歳未満なら申し込み不可
在留期間開始日参考日本滞在がどのくらいか新規滞在なら説明があるとよい

在留カードの各項目の説明

有効期限

在留カードの有効期限は通常、発行から4年です。

有効期限の見方:

  • 在留カード表面に「有効期限」という欄
  • 「20XX年X月X日」という形式で記載
  • この日付を過ぎていないか確認

有効期限が切れている場合:

  • 申し込み前に再発行申請が必須
  • 市区町村役場で手続き
  • 再発行には2~3週間かかることもある

住所

在留カードの住所は、申し込み時に「現在地住所」として使用されます。

住所状況対応方法
在留カード = 現在地そのまま申し込み可
在留カード ≠ 現在地住所変更手続きが必須
実家から引っ越した新しい住所で在留カード再発行
会社寮に引っ越した寮の住所に変更手続き

住所が異なる場合の手続き:

  1. 市区町村役場で「転入届」「住所変更届」を提出
  2. 在留カード更新(新しい住所が記載されたカード発行)
  3. 新しい在留カードが来たら申し込み

在留カードの住所が古いまま申し込むと、「住所不一致」として審査に引っかかるリスクがあります。

在留資格

在留資格は、日本に滞在している法的な理由を示します。

申し込み可能な在留資格:

在留資格詳細申し込み可否
就労会社勤務○ 可能
文化活動文化交流活動○ 可能
技能特定の技能○ 可能
研修企業研修○ 可能
留学学生身分○ 可能
家族滞在配偶者など扶養○ 可能
永住者永住権取得○ 可能

申し込み困難な在留資格:

在留資格詳細理由
短期滞在観光など一時滞在3ヶ月で出国予定のため
その他(不明)滞在理由不明違法滞在の可能性

短期滞在(観光ビザなど)での申し込みはほぼすべてのFX会社で不可になっています。

在留カード + パスポート併用時の確認

FX会社では、在留カード単独ではなく、「在留カード + パスポート」の両方の提出を求めることがほとんどです。

確認項目在留カードパスポート確認ポイント
氏名ローマ字ローマ字両者が一致しているか
生年月日和暦西暦日付が一致しているか
国籍記載なし国籍欄国籍を確認
顔写真ありあり同一人物であることを確認

在留カードとパスポートの記載に矛盾があると、審査で引っかかる可能性があります。

在留カード住所が古い場合の対応

在留カードの住所が現在の住所と異なる場合、どう対応すべきかを整理します。

パターン1:申し込み前に住所変更できる場合

対応方法:

  1. 市区町村役場で「転入届」を提出
  2. 在留カード住所変更申請
  3. 新しい住所が記載された在留カードを受け取る
  4. その後、FX口座に申し込む

所要時間:

  • 住所変更手続き:即座(当日完了)
  • 在留カード更新:1~2週間

パターン2:引っ越したばかりで、まだ住所変更していない場合

対応方法:

  1. 市区町村役場で「転入届」を提出
  2. 「新住所の住民票」を取得
  3. FX申し込み時に以下を提出:
    • 古い住所の在留カード
    • 新住所の住民票
    • パスポート

注意点:

  • 会社によって対応が異なる
  • サポートに「住所変更中」であることを事前に連絡
  • 補完書類(公共料金請求書など)の提出を求められることがある

パターン3:住所変更ができない場合(急いで申し込みたい場合)

対応方法:

  1. 現在の住所の公共料金請求書を用意
  2. 古い住所の在留カード
  3. パスポート
  4. 申し込み時に「住所変更予定」と説明

リスク:

  • 審査に時間がかかる可能性
  • 追加書類提出を求められる可能性

確実な申し込みのためには、住所変更後の申し込みを推奨します。

在留カード + マイナンバーカード保有の場合

外国籍でもマイナンバーカードを取得できます。マイナンバーカードがあれば、本人確認手続きがより簡単になります。

書類組み合わせeKYC対応郵送対応備考
在留カード + パスポート△ 会社による○ 多い最も一般的
マイナンバーカード + パスポート○ ほぼ全社○ 全社マイナンバー優先
マイナンバーカード単独○ ほぼ全社○ 全社最もスムーズ

マイナンバーカードを取得すれば、本人確認手続きが日本人と同等になります。

在留カードを使用する際の注意点

1. スキャン品質

eKYC(オンライン本人確認)での申し込みの場合、スキャン画像の品質が重要です。

スキャンのポイント:

  • 表面・裏面の両方を撮影
  • 4隅がすべて見える
  • ピント・明るさが適切
  • 反射していない
  • 文字が鮮明に読める

NG例:

  • 傾いている
  • 一部が切れている
  • ぼやけている
  • 反射で文字が読めない

2. 有効期限切れの確認

申し込み直前に有効期限を再度確認しましょう。

有効期限切れのリスク:

  • 申し込みが受け付けられない
  • 審査が進まない
  • 再度有効期限内の書類を提出する必要

3. 住所一致の確認

申し込みフォームの住所が、在留カード記載の住所と完全に一致していることを確認します。

一致させるべき項目:

  • 都道府県
  • 市区町村
  • 番地・アパート号室
  • 建物名(ある場合)

小さな違いでも「住所不一致」として審査が進まないことがあります。

在留カードでFX口座を申し込むチェックリスト

  • 在留カードの有効期限が切れていないことを確認した
  • 在留カードの住所が現在の住所と一致していることを確認した
  • 在留資格が「短期滞在」でないことを確認した
  • パスポートの有効期限も確認した
  • 在留カードとパスポートの氏名が一致していることを確認した
  • 生年月日が一致していることを確認した
  • 18歳以上であることを確認した
  • eKYCでの撮影の場合、撮影品質を確認した
  • 申し込みフォームの住所が在留カードと完全に一致していることを確認した
  • パスポートと在留カードの記載が矛盾していないことを確認した

よくある質問

Q. 在留カードは本人確認書類として認められていますか?

はい、ほぼすべてのFX会社で認められています。ただし、有効期限、住所、在留資格を確認される傾向にあります。

Q. 在留カードの有効期限が3ヶ月以内です。申し込めますか?

有効期限内なら申し込めます。ただし、審査期間中に有効期限が切れないか確認しておくことを推奨します。

Q. 在留カードの住所が引っ越し前の住所です。申し込めますか?

住所不一致のため、申し込み前に住所変更手続きを済ませることを強く推奨します。古い住所のまま申し込むと、審査で引っかかる可能性があります。

Q. 在留カードと現在地が異なります。補完書類がありません。申し込めますか?

公共料金の請求書など、現在地を証明する書類があれば提出できます。なければ、住所変更手続きを先に済ませることを推奨します。

Q. 在留カードの裏面に記載事項があります。撮影の際に両面撮影が必要ですか?

はい、在留カードの表面と裏面の両方を撮影・提出することを推奨します。特に、在留資格の詳細が裏面に記載されていることがあります。

Q. パスポートの記載と在留カードの記載が微妙に異なります。問題ありますか?

わずかな相違(例:ミドルネームの記載方法の違い)でも、審査で質問されることがあります。申し込み前にサポートに確認することを推奨します。

Q. 在留カードをスマートフォンで撮影しました。品質は大丈夫ですか?

最近のスマートフォンの撮影品質なら、大丈夫なことがほとんどです。ただし、「4隅が見える」「文字がはっきり見える」「反射していない」の3点を確認してください。

Q. 在留期間開始日がいつか確認すべきですか?

長期的には確認しておくと、「日本滞在期間がどのくらいか」を説明するときに役立ちます。ただし、申し込み要件としては「在留期間終了日(有効期限)」の方が重要です。

Q. 在留カードをコピーして提出してもいいですか?

eKYC(デジタル撮影)の場合は、カラーコピーではなく、原本のスマートフォン撮影を推奨します。郵送の場合は、コピーを確認書類として提出し、原本を本人確認時に確認させることもあります。

Q. マイナンバーカードを取得しました。在留カードは不要になりますか?

マイナンバーカードがあれば、本人確認がより簡単になります。ただし、在留資格の確認が必要な場合は、パスポート + マイナンバーカードの組み合わせが有効です。

Q. 在留カード更新期間中です。どちらの在留カードを使用すべきですか?

古い在留カード(有効期限内)で申し込み、申し込み後に新しい在留カードが来た場合は、サポートに報告することを推奨します。

Q. 在留資格が「家族滞在」です。申し込めますか?

はい、申し込めます。「家族滞在」は申し込み可能な在留資格です。ただし、「扶養される立場」のため、年収が0円の場合は自分名義の資産を強調する必要があります。

Q. 在留カードに特別な記載がありますか?

在留カードには「資格外活動許可」などの記載がある場合があります。これは「本業以外の副業が認められている」という意味で、年収記載では正確な報告が必要です。

在留カードでFX口座を申し込むための確認フロー

  1. 在留カードの有効期限を確認

    • 「有効期限」欄の日付をチェック
    • 有効期限内か確認
  2. 住所を確認

    • 在留カード記載住所 = 現在地か
    • 異なる場合は住所変更手続き
  3. 在留資格を確認

    • 「在留資格」欄をチェック
    • 短期滞在ではないか確認
  4. パスポートを準備

    • 有効期限内か確認
    • 氏名・生年月日が在留カードと一致
  5. 本人確認書類の準備

    • 在留カード(両面)
    • パスポート
    • マイナンバーカード(ある場合)
  6. 申し込み会社を選ぶ

    • 複数から検討
  7. 申し込みフォームに記入

    • 住所:在留カードと完全一致
    • 国籍:パスポートから確認

まとめ

在留カードはFX口座開設の本人確認書類として、ほぼすべてのFX会社で認められています。重要なのは:

ポイント1:有効期限を必ず確認

  • 有効期限切れなら再発行が必須
  • 申し込み直前に再度確認

ポイント2:住所が現在地と一致

  • 引っ越した場合は住所変更手続き
  • 古い住所のままだと審査に引っかかる可能性

ポイント3:在留資格を確認

  • 短期滞在なら申し込み困難
  • 正社員・学生など通常の在留資格は問題なし

在留カードをしっかり確認した上で申し込めば、本人確認手続きはスムーズに進みます。

外国籍の人の申し込み全般については外国籍でもFX口座は作れる?在留カードで開設できるかで、本人確認書類の種類についてはFX口座開設に必要なもの一覧|先にそろえるべき書類はこれで詳しく説明しています。