外国籍の人がFX口座を申し込む際、「在留カードでも開設できるのか」「マイナンバーがなくても大丈夫か」「パスポートでもいいのか」という疑問が多い。実際のところ、日本に合法的に在留していれば申し込みは可能だが、本人確認書類の要件が国籍の場合と異なる。在留カード、パスポート、特別永住者証明書など、複数の本人確認書類が認められている。
結論:日本に在留カードで滞在している外国籍の人であれば、FX口座開設の申し込みは可能です。ただし、本人確認書類は「在留カード」「パスポート」「特別永住者証明書」など複数の選択肢があり、FX会社によって要件が異なります。マイナンバーがない場合でも申し込める会社がほとんどです。
外国籍の人がFX口座を作る際に確認すべき点は3つです。
- 日本に合法的に在留していることが必須
- 本人確認書類として認められるものが複数ある
- マイナンバーがなくても申し込める会社が多い
外国籍と申し込み要件の早見表
| 身分 | 在留資格 | 本人確認書類 | 申し込み可否 |
|---|---|---|---|
| 外国籍・在留カード保有・就職予定あり | 短期滞在以外 | 在留カード + パスポート | ○ 可能 |
| 外国籍・在留カード保有・短期滞在 | 短期滞在(観光など) | 在留カード + パスポート | △ 微妙 |
| 外国籍・パスポートのみ | 短期滞在 | パスポート + 住所確認書類 | × 困難 |
| 外国籍・特別永住者 | 永住 | 特別永住者証明書 | ○ 可能 |
| 外国籍・マイナンバー未保有 | 在留期間内 | 在留カード + パスポート | ○ 可能 |
| 日本国籍・帰化済み | 日本人 | マイナンバーカード・運転免許証 | ○ 可能 |
本人確認書類の選択肢
外国籍の人がFX口座を申し込む際の本人確認書類は、複数の選択肢があります。
1. 在留カード
最も一般的な本人確認書類です。ほぼすべてのFX会社で認められています。
在留カードで確認される項目:
- 氏名
- 生年月日
- 顔写真
- 住所(市区町村まで)
- 在留資格と在留期間
- マイナンバー(記載されている場合)
注意点:
- 有効期限が切れていないか確認
- 在留期間が「短期滞在」でないか確認
- 住所が現在の住所と一致しているか確認
2. パスポート
在留カードとともにパスポートも提出を求める会社が多いです。在留カードのみでは認められない会社もあります。
パスポートで確認される項目:
- 氏名
- 生年月日
- 顔写真
- パスポート番号
- 国籍
- パスポート有効期限
注意点:
- 有効期限が切れていないか確認
- 顔写真がはっきり見えているか確認
- 記載内容が在留カードと一致しているか確認
3. 特別永住者証明書
永住者の資格を持つ外国籍の人が使用します。
特別永住者証明書の特徴:
- 在留カードの代わりになる
- パスポートとともに提出
- 有効期限を確認
4. マイナンバーカード
外国籍の人でもマイナンバーカードの取得が可能です(在留期間が一定期間以上の場合)。
マイナンバーカード所有の場合:
- マイナンバーカード + パスポート
- マイナンバーカード + 在留カード
- 日本人と同様の手続きで申し込める会社も多い
外国籍の人が申し込む際の注意点
住所要件
外国籍の人の場合、「日本での住所」が重要になります。
| 住所状況 | 申し込み可否 | 注釈 |
|---|---|---|
| 賃貸アパート・自分名義 | ○ 可能 | 契約書で確認 |
| 会社寮 | ○ 可能 | 寮の住所で登録 |
| ホテル・短期宿泊 | × 困難 | 定住していないと見なされる |
| 知人宅・シェアハウス | △ 微妙 | 住所確認書類が必要 |
| 実家(国外) | × 困難 | 日本での住所が必須 |
日本での「定住」を証明できる住所が必須になります。
マイナンバーの取得
外国籍の人でもマイナンバーを取得できます。
マイナンバー取得の条件:
- 在留期間が3ヶ月以上あること
- 住民票がある(市区町村に登録)
取得手続き:
- 市区町村役場で申請
- 「個人番号通知書」が発行される
- その後、マイナンバーカードを申請することも可能
取得後、FX口座申し込みの「年収欄」に記載すればよりスムーズになる場合があります。
外国籍の人の年収記載
外国籍の人の年収記載は、日本人と同様です。ただし、「給与所得」と「事業所得」の区別が重要になります。
| 職業 | 年収記載方法 | 必要書類 |
|---|---|---|
| 給与所得者 | 月額 × 12ヶ月 | 給与明細・源泉徴収票 |
| 事業を営んでいる | 確定申告書の営業所得 | 確定申告書 |
| 無職・年収0円 | 0円 | 在留カード + パスポート |
| 親からの援助 | 0円(援助は含めない) | 親の資産証明書は不要 |
給与明細や源泉徴収票が外国語の場合は、日本語訳の提出を求められることがあります。
在留期間と申し込みの関係
FX口座申し込み時、外国籍の人の「在留期間」が影響する場合があります。
| 在留期間 | 申し込み可否 | 注釈 |
|---|---|---|
| 在留期間1年以上 | ○ 可能 | 最も申し込みやすい |
| 在留期間6ヶ月~1年 | ○ 可能 | 更新予定の説明があるとよい |
| 在留期間3ヶ月~6ヶ月 | △ 微妙 | 短期と見なされる可能性 |
| 在留期間3ヶ月未満 | × 困難 | 短期滞在と見なされる |
短期滞在(観光など、3ヶ月以内)での申し込みは、ほぼすべてのFX会社で不可になっています。
外国籍の人が申し込む際のステップ
-
在留資格と在留期間を確認する
- 在留カードの確認
- 在留期間が3ヶ月以上あるか確認
- 短期滞在ではないか確認
-
本人確認書類を用意する
- 在留カード(有効期限内)
- パスポート(有効期限内)
- 必要に応じてマイナンバーカード
-
住所確認書類を用意する
- 賃貸契約書(アパート住んでいる場合)
- 会社寮の契約書(寮に住んでいる場合)
- 住民票
-
年収を整理する
- 給与明細(給与所得者の場合)
- 確定申告書(事業を営んでいる場合)
- 源泉徴収票(ある場合)
-
申し込み会社を選ぶ
- 複数の会社を比較
- 外国籍対応の有無を確認
-
申し込みフォームを記入する
- 氏名:ローマ字またはカタカナで記入(会社による)
- 国籍:「日本国籍」ではなく該当国籍
- 住所:日本での現在の住所
- 年収:日本での給与・事業所得のみ
-
本人確認書類を提出する
- 在留カード + パスポート
- マイナンバーカード(取得済みなら)
外国籍の人が申し込むチェックリスト
- 18歳以上であることを確認した
- 在留カードを確認した(有効期限内か)
- 在留期間が3ヶ月以上あることを確認した
- 在留資格が「短期滞在」ではないことを確認した
- パスポートを準備した(有効期限内か)
- マイナンバーカードがあれば準備した
- 日本での住所確認書類を用意した
- 年収を日本での給与のみで整理した
- 給与明細を準備した
- 本人確認書類と年収証明書類が一致しているか確認した
よくある質問
Q. 外国籍ですが、在留カードなしでも申し込めますか?
短期滞在(観光など)でパスポートのみの場合、申し込みが難しくなります。在留カードを取得するか、日本滞在予定が決まるまで申し込みを待つ方が安全です。
Q. 在留期間が3ヶ月です。申し込めますか?
在留期間が3ヶ月以上であれば申し込める可能性があります。ただし、「短期滞在」資格の場合は不可の会社がほとんどです。在留カードで確認してください。
Q. 在留カードの住所が古いままです。補正予定書でもいいですか?
住所が古いままだと、申し込みに支障をきたす可能性があります。市区町村役場で住所変更手続きを済ませ、新しい在留カードを取得することを推奨します。
Q. マイナンバーがありません。申し込めますか?
はい、申し込めます。ほとんどのFX会社では、マイナンバーがなくても「在留カード + パスポート」で申し込み可能です。ただし、マイナンバーがあると手続きがスムーズになる場合があります。
Q. パスポートが国籍国の言語で書かれています。翻訳が必要ですか?
会社によって異なります。パスポート提出時に「日本語訳が必要か」を確認するか、あらかじめ翻訳公証を取得しておくことを推奨します。
Q. 給与明細が外国語です。日本語翻訳が必要ですか?
会社によって異なります。外国語の書類を提出する場合は、申し込み前にサポートに確認することを推奨します。
Q. 親からの援助を受けています。これは年収に含めますか?
いいえ、親からの援助は「生活費」であり「年収」ではありません。年収は「日本での給与・事業所得」のみで記入してください。
Q. 就労資格がないのに働いています。申し込めますか?
違法就労のため、申し込みは推奨できません。また、申し込みフォームでは「虚偽の申告」になり、発覚した場合は口座凍結などのリスクがあります。
Q. 在留カードを失くしてしまいました。再発行に時間がかかります。申し込めますか?
在留カードがない場合は申し込みが困難になります。再発行を申請する一方で、FX会社に「在留カード申請中」であることを報告し、申し込み手続きを先に進める方法もあります。
Q. 留学生です。アルバイト収入があります。申し込めますか?
留学生でも、アルバイト収入が「資格外活動許可」を得た上での就業であれば申し込め ます。在留カード、パスポート、給与明細を準備して申し込んでください。詳しくは学生でもFX口座は作れる?審査や必要書類を整理を参照してください。
Q. 配偶者が外国籍です。一緒に申し込めますか?
配偶者の外国籍と日本国籍は関係ありません。配偶者が外国籍であれば、配偶者自身が「外国籍の人の条件」で申し込む必要があります。
Q. 帰化予定です。今から申し込めますか?
帰化前は「外国籍の人の条件」で申し込んでください。帰化後は日本国籍として改めて登録情報を更新する必要があります。
Q. 永住者です。マイナンバーカードがなくても申し込めますか?
永住者であれば、「特別永住者証明書 + パスポート」で申し込める会社がほとんどです。マイナンバーカードを取得すれば、手続きがより簡単になります。
Q. 複数国の国籍を持っています。どの国籍で申し込めばいいですか?
FX会社に確認することを推奨します。ただし、日本での在留に関連する「日本での国籍」で申し込むのが自然です。パスポートで該当国籍を確認してください。
Q. 虚偽の在留資格を記入したらどうなりますか?
虚偽は重大な問題です。発覚した場合、口座凍結・取引停止・損害賠償請求のリスクがあります。また、法的な問題にも発展する可能性があります。必ず正確な情報を記入してください。
外国籍の人が申し込むための確認フロー
-
在留資格を確認
- 在留カード確認
- 在留期間が3ヶ月以上
- 短期滞在ではない
-
本人確認書類を用意
- 在留カード(有効期限内)
- パスポート(有効期限内)
-
住所確認書類を用意
- 日本での現在の住所証明
-
年収を整理
- 日本での給与のみ
- 給与明細を確認
-
申し込み会社を選ぶ
- 外国籍対応の有無を確認
-
申し込みフォームに記入
- 国籍:正確に
- 住所:日本での現在の住所
- 年収:日本での給与のみ
-
書類を提出
- 在留カード + パスポート
- 給与明細
まとめ
外国籍の人がFX口座を作ることは可能です。重要なのは:
ポイント1:在留資格と在留期間が重要
- 在留期間が3ヶ月以上
- 短期滞在ではない
- 就労資格がある場合はより有利
ポイント2:本人確認書類の準備
- 在留カード + パスポート
- マイナンバーカード(ある場合)
- 有効期限を必ず確認
ポイント3:正確な情報提供が信頼につながる
- 在留資格を正確に記入
- 年収は日本での給与のみ
- 虚偽は発覚時のリスクが大きい
外国籍という身分だけで審査に落ちることはありません。重要なのは「日本での定住と就労の実績」を証明することです。
どのFX会社が外国籍向けの条件を確認しやすいかは、外国籍の人が条件確認しやすいFX口座3選で詳しく比較しています。各社の在留カード対応状況や資格外活動許可の要件を確認できます。
学生の場合の詳細については学生でもFX口座は作れる?審査や必要書類を整理を、本人確認書類一般についてはFX口座開設に必要なもの一覧|先にそろえるべき書類はこれを参照してください。